PS3 Ubuntuの動作が遅いのは当然!?

PS3 Ubuntuを入れている人で、
「何でこんなに動作が遅いんだ?」
とか、
「PS3ってこんなものか?」
と思ったことありませんか?
PS3には、PowerPCベース(ちょっと前のMacに使われていたCPU)のCPUであるCellが搭載されているのですが、これがどうも厄介な代物のようです。
実際、CellはマルチコアなCPUではあるが、IntelやAMDのCPUとは違い、全く同じコアが複数あるわけではなく、PPEと言われるPowerPC G5互換(実際は新設計)のコアが1つに、SPEと言われるコアが8個搭載されているようです。
(SPEの8個のうち1個は冗長性のため未使用で、実質7個であり、PPE+SPEで合計8個のコアが動作可能)
更に調べてみると、PS3 UbuntuのカーネルはPPEのみでSPEを使うようにはなっていません。
元々、PowerPCベースのLinuxをPS3用に変更しただけだから、仕方が無いのかもしれません。
Cell SDKでCellに特化したプログラミングができれば、活かすこともできるのでしょうが…
更に更に、PS3のGPUであるRSXについても、解禁されていない状態で、実質CellのPPEのみでUbuntuが動いていると言っても過言ではない状態であることがわかりました。
では、このCellに搭載されているPPEは、本当にこんなパフォーマンスしか出せないものなのでしょうか。
Wikipedia(Cell)
「2.4GHz駆動のPPEがPentium 4 3.6GHz相当CPUの20%程度のパフォーマンスしか出ておらず…」
うーん、イマイチわかりませんね。
なんで、2.4GHzなのにPentium4 3.6GHzの20%しか出てないんだろうか。
まずPPE自体、浮動小数点演算が得意ではないらしく、こういう演算はSPEに渡すのがCellの本来の使い方のようです。
つまり、簡単に言えば難しい計算は全部SPEに任しちゃえってことです。
ですから、そもそもPPE自体が2.4GHzだからといって、IntelやAMDのCPUと同じように考えちゃいけないということになります。
実際、PS3のCellのPPEは、3.2GHz駆動だから、計算すると……Pentium4の1GHzにも満たないことがわかりました。Pentium4はネットバーストアーキテクチャーの問題などで、パフォーマンスが悪く、現在のCPUとの比較がわかりにくいので、CPUのコアが近いPentium3に換算することにしましょう。
Pentium4からPentium3相当のパフォーマンスに換算する時は、0.7~0.8倍と考えれば妥当だと思いますので、700~800MHz相当ということになりそうです。
なるほど…
あの動きやモッサリ感…
つまり、こういうことです。
PS3のubuntuは、
・CPU Pentium3 800MHz弱
・メモリー 256MB
・HDD 10GB
のパソコンで動作しているものと変わらない。
納得できました…
以下、参考リンクです。
Wikipedia(PLAYSTATION 3)
Wikipedia(Cell)
Wikipedia(PowerPC)
Ubuntu
PLAYSTATION 3にUbuntu 7.10をインストールする方法 - にわかSEの独り言
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